- 吾嬬
- I
あずま【吾妻・吾嬬】私の妻。 わが妻。II
「~はやと詔りたまひき/古事記(中)」
あずま【東・吾妻・吾嬬】(1)都の東方にある諸国, また地方。 東国。 古くは, 逢坂(オウサカ)の関より東の諸国の総称。 奈良時代には信濃・遠江(トオトウミ)より東の諸国をいい, のちには箱根より東, 特に関東地方をさしていった。(2)中世に, 京都からみて, 鎌倉または鎌倉幕府をさしていった語。「峰殿の御しうと, ~の将軍の御祖父(オオジ)にて/増鏡(内野の雪)」
(3)江戸時代, 上方(カミガタ)からみて, 江戸をさしていった語。(4)「東琴(アズマゴト)」の略。~男((アズマオトコ))に京女(キヨウオンナ)男はたくましい東国の男がよく, 女はやさしい京都の女がよい。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.